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ごみ処理場で育った牛 市場で販売

2011年11月10日
 
【新唐人2011年11月11日付ニュース】最近、中国・湖南省のごみ処理場で牛が放牧されている姿が報道され、驚きを与えました。しかし、ごみ処理場には様々な病原菌や重金属が充満しており、牛はもちろん、それを食べる人間の健康にも害を及ぼすといわれます。
 
湖南省長沙市にある山に囲まれたごみ処理場には、牛20頭ほどが付近の村人によって放牧されています。牝牛はごみの中から食べ物をあさりながら、子牛に乳をやっています。これが中国メディアに報道され、驚きを与えました。
 
台湾・林口長庚医院毒物科 林杰梁主任:「(ごみには)腐ったもの、カビの生えたものがあり、これらの毒素が牛の肝臓や腎臓にたまります。ホルモンは控えたほうがいいです」
 
ブルドーザーが埋め立て作業にいそしむ一方で、牛はのんきに食べ物をあさっています。処理場の職員によると、牛はふだん昼夜ともずっと処理場におり、大きくなったら、飼い主に食肉処理された後、市場に売られるそうです。
 
今年の初め、江蘇省南京市のごみ処理場で、数千頭の豚が飼われていることが発覚。飼い主は、ごみ処理場の食べ物やレストランの残飯を豚のえさにしていました。
 
台湾市販大学化学学科 呉家誠教授:「一部の菌は人畜共同で牛 羊 豚が食べて、問題がなくても人間が食べれば、病気になります。リステリア菌は人が感染すれば、死ぬ恐れもあります。母子感染の恐れもあります。このような人畜共通の菌では胎児の死亡率はほぼ100%です」
 
中国はこの10年ほど、ごみ処理場で豚が放牧される事件が頻発。そして今度は牛。当局の監督不行き届きが疑われています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
长沙惊现垃圾场牛-牛肉销往市场.html (中国語)
 

 

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